2008年01月09日
コンシールドキャリーの理想形!?
≪チビッ子拳銃≫シリーズ “第3弾”
『FN Browning Model 1910』(以後 ブローニングM1910)
*実銃は、ベルギーのFN社(Fabrique Nationale社)がブローニングM1900の後継機として開発した自動拳
銃である。
*口径は、32ACP(7.65㎜×17)と380ACP(9㎜×17)の2種類が有り、装弾数は夫々32ACPが7+1発、
380ACPが6+1発で、作動方式は「ストレートブローバック」。全長が151㎜、重量570gとなっている。
*「ブローニングM1910」の最大の特徴は、ストラ
イカー方式を採用し、外部のハンマーを無くし、
スライド上部のサイトもスライド上に溝を掘り、
その内部に極小のサイトを設置するなど、コン
シールドキャリーを意識したデザインとなってい
る事である。言い換えるならば、極限まで贅肉
を削った究極のコンシールドキャリーピストルと
言える。
この「ブローニングM1910」開発から100年弱
の年月が経っているが、この「M1910」以上に
スリム化し、またその容姿も優れているピストル
は未だに現れていないと思われる。
*上述の事から、その流麗なスタイルと携帯性に優れていると
ころから、当時は爆発的な人気が出て売れに売れた。旧日本軍
将校の間でも護身拳銃として人気が高かった。また、戦後も日
本警察で使用され、現在も一部地方で女性警官等に使用され
ている。
*また、この銃は歴史の一場面に立会った拳銃でもある。
・世界的には、第一次大戦の発端となったサラエボ事件で狙
撃犯のガブリロ・プリンチプが暗殺に使用した。
・一方日本では、5.15事件で犬養毅首相を海軍(?)の若手
将校が暗殺した時に使用したと言われている。
この事からもわかる通り、その時代のターニングポイントに使用
されるほど当時世界的に大ヒットした自動拳銃である事を示し
ている。
※さて、今回のトイガンの「FNブローニングM1910」ですが、上の写真の如く2種類を所有しています。
*写真右⇒ABS製6㎜固定スライドガスガン。写真左⇒ダミーカート式エクセレントヘビーウェイト使用のモデル
ガン。何れもマルシン製です。
・好みの問題なんですが、色的には「固定ガスガン」の方が良く、「モデルガン」の方は、写真でもわかる通り、
白っぽ過ぎます。ブルーイング技術のある方は、「モデルガン」を上手くブルーイングし、リアルなものに変える
んでしょうが、私にはとてもやないですが出来ません(><)
『マルシンさん!! このヘビーウェイトそのままにブルーイ ングを施した限定モデルでも良いので出してくだ
さい!\(>○<)/!』・・・・ 採算面で無理が有るでしょうけど(;へ;)