2008年02月29日
オートジャム!でもカッコイイ!!
※前々回まで“ちびっ子拳銃”シリーズとして、「コンパクト・ガン」を紹介してきましたが、今回より一転し、大口径マグナム拳銃を紹介していきます。
題して、『必殺!“ スーパー・マグナム ”』!その第1弾は、Gunファンの皆様なら、よ~くご存知の
『 AMP M180 AUTO MAG 』(44オートマグ)
★実銃★
※開発は、AM社(Auto-Mag Corporation)により、1969年に発表、1970年発売開始されました。世界初のマグナムオート。
※それまでオートマチック拳銃で強力なマグナム弾を使用するものは無かった。それは当時の技術と素材では、耐久性に劣る為である。しかし、AM社(開発者ハリーサンフォード氏)は当時の新素材であった「ステンレス材」に目をつけ、マグナム弾使用に耐えうるオートマチック拳銃の開発に乗り出し、完成したのが「.44オートマグ」である。
※しかし、レシーバーやチャンバー内の汚れによる不完全閉鎖。ステンレス鋼の加工技術の未熟さから来る内部の細かな仕上げミス。ステンレス鋼に合う潤滑油が流通してなかった等の要因から作動不良が頻繁に起こり、更には使用弾薬の.44AMPが、大幅に供給が遅れ、
308WIN弾の薬きょうを利用し自製するしかない等多くのマイナス要因が重なり、販売不振を招き、AM社は販売開始から1年後に倒産。その後「TDE」「ハイスタンダード」「AMT」と生産・販売され続けたが、1983年に生産中止となった。総生産数は、16,000挺ほどであったが、数社に渡り生産が続けられた為正確な生産数は不明である。
※『.44オートマグナム』の諸元は、
*口径、使用弾、装弾数:
.44口径 .44AMP(.44レミントンマグナム
のリムレス・カートリッジ。AutoMagPistol
の略) 7+1発
*作動方式:
ショートリコイル・ロータリーボルト方式
*素材:
ステンレス鋼材
★トイガン★
※MGC製モデルガン。以前紹介した「S&W M39」と共に、私のコレクション中でも最古参の部類に入ります。
*購入後、相当年月が経っていますので、かなり外観は汚くな
っています。大分磨いたのですが、塗装?メッキ?が剥げ
たら困るので、軽くしか磨いてません。それに発火もしてお
りますので、内部もかなり汚れが酷い状態です(^_^;)
※実銃は色々問題のあった『.44オートマグ』ですが、モデルガンの方はいたって快調です。
※何よりも“44オートマグ”の良さは、この未来的なスタイル!
*開発・販売から既に40年弱が経ち、生産終了からも25年が
経った現代でも、このスタイルは充分通用すると思うの
ですが如何ですか?
作動云々は抜きでお願いします(^_^;)
※この4枚の写真。カッコイイですよねぇ(^。^)気に入っています。あっ!写真の質については何も言わないで下さい。オートマグが悪いんじゃなく私の写真を撮る技術が未熟なだけですから・・・(;へ;)
※今回のMGC製モデルガンである44オートマグの欠点は、最終弾発射後ホールドオープンしますが、空のマガジンを抜くとボルトがリリースされます。まるで南部十四年式の様に・・・(><)どこか壊れているのかな?それともMGC製オートマグは、この様な仕様なのでしょうか?購入後かなり年数が経っているもので、説明書はおろか箱も無くなっているので知る由もありません。ご存知の方有りませんか?
※最後に、今後数回に渡り、私が所有する『大口径マグナム・ガン』について、紹介していきます。どうぞお付合いの程宜しくお願い致しますm(_ _)m
2008年02月23日
帝国の遺産(その2)~祖父の思い出~
『 南部十四年式拳銃 』(帝国陸軍制式名称:十四年式拳銃)
≪祖父の苦い思い出≫
※私には、母方の祖父が居る。男4人女2人の6人兄弟の長男として、大正3年(1914年)生まれ、当年94歳に
なります。
その祖父に昨週17日の日曜日に所用があったのか、我家に来ました。丁度購入したばかりのマルシン製
『 南部十四年式拳銃』(ブローバックバージョン)を居間に置いていたのを見つけ、曾孫(私の愚息共)と話して
た。
祖父:「大きい祖父ちゃん(私の祖父の事を曾孫にはそう言います)は、昔、支那(中国)でこれの本物を撃った
事有るんやで」
長男:「ほんま?どんなんやった!?」
祖父:「△△大尉さんちゅう人が持ってたのをな撃たしてもろたんや。よう当ったでぇ~」
次男:「敵の兵隊を撃ち殺したん?」
祖父:「人は撃ってへんよ。夕ご飯のおかずの羊撃ったんや。戦争で飼ってた羊が逃げ出していてそこら中に
おったんや。」
長男:「拳銃で撃ったの?ライフルで撃たんかったん?」
祖父:「小銃は戦争用やさかい勝手に撃ったら怒られたんや。拳銃と弾は、その偉い人が自分でこうたんや。」
(「こうた」は「買った」の意味です。)
次男:「大きい祖父ちゃんは、持って無かったん?」
祖父:「ジイちゃん等は下っ端やし、貧乏やったからこうてへんよ。この鉄砲は○○ちゃん(愚息次男)のか?」
次男:「ちゃうよ。父ちゃんのや。」
祖父:「なんや。大人のくせにこんなオモチャで遊んどんか!?」
そう言われて、傍で居た私は「大人のくせに」って言われたら少し恥ずかしかったんですけど、
私 :「子供のオモチャとは全然違うよ。造りも値段もよ。これは、大人の趣味やで。」
って言ったら納得したのかどうか判らないですけど何も言わなかった。
その後、私の所有している銃を息子達が見せていましたが、“マウザーKar98k”を見て、
祖父:「見た事の有る小銃やなぁ。敵兵が持ってたで。」
その他にも“ブローニングM1910”や“エンフィールドMkⅢ”も知っていた。ただ、エンフィールドは私の勝手な想像ですが、26年式拳銃と間違ってる様でした。それはともかく、丁度息子達も居て、良い歴史勉強する機会なので戦争体験を色々聞こうと思い祖父にお願いしたが、
祖父:「もうだいぶ昔の事やさかい忘れたは~。
○○ちゃん等これから畑行くさかいに一緒に行こらぁ。
大きいジイちゃん腰イタイさかいに、○○ちゃんの力貸
して欲しいんや、荷物提げられへんさかい」
と言って、息子達と出て行ってしまった。
※今から30数年前、私が小学5年頃にも上述の祖父と曾孫の息子達のやりとりを経験をしています。
夏休みの宿題で「太平洋戦争について作文を祖父母から聞いて書く」と言うのがあり、祖父に聞いてみたが適当
に誤魔化され、更に私が
「宿題やから、聞いて作文を書かなあかんのよ!」
と言うと、凄く叱られ、それ以上は怖くて聞けなかった事を思い出します。
後で祖母に聞いたら、
「じいちゃんは、戦争に行って、見たり聞いたりした事は、しゃべりたがられへんよ。私が教えてたらよ。」
と言うやりとりがありました。
※ただこれだけの事ですが、今思い出すにつけ、祖父は中国大陸東北部(旧満州)で何があったのか気になります。思い当たる節としては、昭和14年(1939年)再召集され、満州に行ったが昭和17年(1942年)に病気を患い家に帰ってきた。その入れ代わりに祖父の直ぐ下の弟が出征し、この翌昭和18年の秋にフィリピンに向かう途中、輸送船を沈められ戦死した。
「自分は病気で戦線を離れ、兵役が務まらず帰宅、入代わりに弟が出征し、戦死。本来であれば弟が家を継ぎ、戦死は自分がすべきだった。」
と言って悲しんでいた事があると祖母や母に聞いた事があります。
この事が、戦後63年たった今でも祖父の心の傷(?)苦い思い出(?)となっているのかと思うと少し可愛そうで、子供の頃ならともかく、40を過ぎた良い歳になっている自分なのに心無い事を聞いたかなっと少し反省しています。
※でも、曾孫と「南部十四年式」で遊んでいる姿は、感慨深げでは有りましたが、そんな苦い想い出なんか一切無い様な雰囲気でした。
ちなみに、この祖父は94歳になった今も、車を乗り回し、彼女(祖母は20数年前に他界しております)をつくって、ゲートボールに勤しんでいます。取敢えずシャンシャンした元気なジイちゃんです(^_^;)
2008年02月22日
帝国の遺産(その1)
大日本帝国陸軍制式拳銃
『 南部十四年式拳銃 』
(陸軍制式名称:十四年式拳銃)
★実銃★
※大正13年(1924年)名古屋造兵廠において、南部式大型自動拳銃(通称:パパナンブ)を基に開発した拳銃である。翌大正14年(1925年)に大日本帝国陸軍に制式拳銃として採用された。
※『南部十四年式拳銃』は、制式拳銃に採用後十年弱はそのままであったが、様々な問題が発生し、その都度改良された。その内容は以下の通り、(下写真左:前期型、下写真右:後期型)
*昭和9年(1934年)マガジンセイフティーを撃針及び撃針バネ保護を目的に追加。弾薬未装填時に撃発させると撃針と同バネを傷める事例が多発した為。
*昭和14年(1939年)トリガーガードの改良を行なう。当時の戦場満州の冬季軍手着用時にも楽に発射できる様トリガーガードに膨らみを持たせる改良を施した。その形容から“ダルマ型”とか“北満型”と呼ばれた。これ以後十四年式拳銃はこの形のトリガーガードが標準となる。
*昭和15年(1940年)マガジン脱落防止バネを射撃中にマガジンが脱落する事例があった為追加された。
これらの改良後、昭和20年(1945年)“九四式拳銃”に制式拳銃の座を譲るまで生産された。総生産数は20万丁を超え、終戦まで94式と共に使用された。
※『 南部十四年式 』の諸元は、
*口径・使用弾・装弾数:8㎜、8㎜ナンブ(8㎜×21)、8+1発。
*全長及び重量:230㎜、890g。
*初速と有効射程:325m/s、50m。
★トイガン★
※4丁何れも≪マルシン工業製 8㎜BB弾仕様≫。
①固定ガスガン(上右写真2枚。右写真:右前期型・左後期型)
*何れも固定ガスガンながら、コッキングボルトが稼動し、シングルアクションでの射撃可能。
*外観は、実銃を忠実に再現されている(祖
父談)。グリップはプラスティック製。マニュア
ル・セイフティーがグラグラ動き不時に動く。
但し、セイフティーON(安)の為には180度
半回転が必要であり、勝手にセイフティーが
懸かる事はない。
*実射感は、DAはどの固定ガスガンも共通
の重いトリガープル。SAだと比較的軽い。
ただ、実銃はもっと重いらしい(祖父談)だか
ら、この固定ガス方式の「南部十四年式」
は、実銃に限りなく近いトリガープルと言えな
くも無いですね(^_^)
弾道は素直ですが、6㎜の様な事はなく、
飛ぶ!弾が出る!って言う感じかな(^_^)
②ガスブローバックガスガン(右:前期型、左:後期型)
*何れも今週購入のガスブローバックガスガン。
*外観は、ほぼ固定ガスガン同様。異なるの
は、グリップが木製(限定装備)。
セイフティーがシッカリしており固定ガスガン
より改善されている。
*実射感は、トリガープルは固定より軽くなっ
ている。(実銃のフィーリングから遠ざかって
いる?)
実銃同様シングル・アクション・オンリー。
弾道は、まだ撃ってません(><)
空撃ちのみ。ホールドオープン機能がオミッ
トされているので、空撃ちができます。
弾が出るモデルガン感覚でコレクションして
いる私にとっては、このオミットは喜ぶべきか悲しむべきか・・・複雑です(><;)また、ショートリコイルもオミットされております。ますます複雑・・・やっぱり悲しいです(;へ;)
*最後に今一つ残念な事として、ブローバックのストロークが短い!オートマグクリント1でもそうでしたが、かなり短い(><)
写真のマルシン社製モデルガン「南部小型自動拳銃(ベビ-ナンブ)」と同等か少し短い位です。ガスブローバックとするには、構造的に止むを得ない事とは言え少し残念であります。
※さて、次回は「南部十四年式拳銃」にまつわる極私的な話題をお話します。
2008年02月16日
S&W社初のDAオート
『 SMITH&WESSON M39 』
★実銃★
※≪SMITH&WESSON M39≫(以下S&W M39)は、1954年S&W社初のダブルアクション・オート・ピストルとして開発・製造されたオートマチックピストルである。
この銃は、同社の自動拳銃シリーズの基本形になった。
※「S&W M39」の諸元は、
*口径:9mm。
*使用弾薬:9mmパラベラム。
*装弾数:7+1発。
*作動方式:ダブルアクション、ショートリコイル方式。
※上述の通り、この「S&W M39」は同社オートマチックピストルの基本形。そのバリエーションや派生モデルとして相当数のモデルがある。基本的に型番が2桁であるものは第1世代型、3桁であれば第2世代型、4桁であれば第3世代型に分類されている。
代表的なものに“S&W M59”“S&W M4506”“S&W M3913”等がある。
※「S&W M3913」は、日本警察でも一部採用されている。
★トイガン★
※『S&W M39』は、マルシン製モデルガン。
私のガンコレクション最古のものと思われます。思われますと言うのも買ってた事を失念しており、昨夕コレクション整理中に発見しました(^_^;)良い物を買ってました( ̄―+ ̄)ニヤリ
*状態は、お世辞にも良いとは言えませんが、貴重な物を発見しました。
*記憶をたどれば、コルト32AutoやS&W M59(SV)何かもあったのですが、見当らない(>_<)残念です(;_;)
2008年02月13日
小さな万能拳銃!?
≪チビッ子拳銃≫ シリーズ “第20弾”
『 H&K UNIVERSAL SELFLOADING PISTOL COMPACT 』(H&K USPc)
★実銃★
※現代ヨーロッパで、SIG SAUER社と勢力を2分する高技術力とアイデア力で銃器メーカー大手になっている“ヘッケラー・アンド・コック”社(以下H&K)が開発したのが、『H&K UNIVERSAL SELF LOADING PISTOL 』(以下H&K USP)。更に形態性を重視し、女性でも扱い易い様に改良したのが、『 H&K USP COMPACT 』(以下H&K USPc)である。
※まず、基銃の「H&K USP」は、1993年に開発された。それまでのH&K社は“H&K P7”のスクウィズ・コッカーに代表される様々なアイデアを盛り込んだ製品ではなく、オーソドックスなショートリコイル・ブローバック式を採用し、銃本体のマテリアルをグロックに代表されるポリマー素材を利用した銃として完成した。更に、「H&K USP」をコンシールド性を高め、小型化したのが『H&K USP-C』である。
※「H&K USP」には、セイフティー&デコッキングの仕様の違いとアクション機構の違いにより、バージョン1~9までの仕様があり、ユーザーの用途に細かく対応している。このバリエーションが「H&K USP-c」にも採用されている。
※「H&K USP-c」の諸元は、
*使用弾(装弾数):9㎜パラベラム(13+1発)、40S&W(12+1発)がある。
・アメリカ向に45ACP使用もあるやに聞いています。
*セイフティー&デコッキング、アクション機構の違いによりフルサイズ同様にバ-ジョン1~9まである。
★トイガン★
※今回の『H&K USPc』は、KSC製ガス・ブローバック。
*刻印もしっかり打刻されています(レーザー刻印かな?普通の打刻?)
※実射感ですが、前々回の「M945」シリーズで高い評価を得た“焼結成型金属”を主要部品に多用した第2弾モデル。
*“焼結成型金属”は、使用しているが「M945」程のトリガーの切れは残念ながら無く、ねばる様なトリガ-・プルになってます。DA/SA仕様であるから、ある程度仕方が無いかもしれませんし、機構上、そういうものかもしれません。よくわかりません(><)
*グリップ感は、写真の如く私の手にピッタリ!ダブルカラアムとは思えない位にヒィットします(^_^)
*また、マガジンはフィンガー・レスト有が標準ですが、フィンガー・レスト無しの部品も同封されており、自分で交換できる様になっている。私の場合予備Magを2つ持ってますが何れもフィンガー・レスト無しに交換してます。
※ところで、一時期射撃中に「USPc」のスライドが割れる(?)と言う事が、各所で聞かれましたが、私この「USPc」は写真をご覧頂いたとおり、キズだらけです。かなり撃ち込んでます。でもスライド割れやヒビ等一切ありませんし、その兆候すらありません。ただ、サバイバルゲーム等ハードな場面で使用していないので、問題が起こらずにいるのかもしれません。しかし、自宅付近の農園や山野で撃っているので、そんなに優しい扱いはしてませんからそこそこの耐久性は有るんじゃないかと思います。でも「当たり個体だったから、状態が良いんだ!」って言われればそれまでですが・・・(><)
※←この角度から見る『H&K USPc』。どうですか?カッコイイでしょ(^_^)v
☆ところで、長らく続けてきました≪チビッ子拳銃≫ シリーズですが、今回で第20弾を迎え、これまで私が所有する【コンパクト・ガン】を20種24丁も紹介してきました。まだ、【コンパクト・ガン】は幾らか有るのですが、第20回とキリが良いので一時終了とします。
「じゃ次は何すんや?」「まだ決めてません(><)これから考えます。ひょっとして直ぐに≪チビッ子拳銃≫シリーズ復活するかも(^_^;)」
2008年02月11日
最高のカスタムメーカーが出した.45口径キャリーガン
≪チビッ子拳銃≫シリーズ “第19弾”
『 WILSON COMBAT TACTICAL SUPER GRADE COMPACT』
★実銃★
※「ウィルソンコンバット タクティカル スーパーグレード コンパクト」(以下WILSON T.S.G.C)は、2003年WILSONN COMBAT社が、メーカー各社が「コンパクトサイズ.45」開発に凌ぎを削っている最もホットなクラスに満を持して投入した同社の最高グレードコンパクトキャリーガンである。
その性能は、「25ヤードで1インチを保証する」と言うもの。更に、驚くのは、その販売価格。$3,495ー(現為替相場の日本円で、37万円強!)。通常ハンドガンで高くても$1,000〜1,200ー(約11万〜12万円位)なので、相当な自信を持って市場に送り出したと思われます。
★トイガン★
※『WILSON COMBAT TACTICAL SUPER GRADE COMPACT』は、ウェスタン・アームズ社が“2004年シブヤ・エリート”として、限定1,000丁(WA渋谷店オリジナル仕様500丁、一般向500丁)で販売した、一般向けの2トーン・モデル。
※今回の「WILSON T.S.G.C」で、全体がお気に入りですが、その中でも特にウィルソン・オリジナル“サイト”がいいですね(^_^)
※更に、グリップ感も全体にバランスが良く、コンパクトでも4.1インチと比較的長めのバレル選択の為でしょうかね。
※これはまったく撃ってません(^_^;)即行“殿堂入り”モデルです。
2008年02月10日
S&W.45口径コンシールドキャリーガン(part2)
≪チビッ子拳銃≫ シリーズ “第18弾”
『 SMITH&WESSON M945 COMPACT 』 別称 < JOKER >
★実銃★
※詳細は、「M945C」と「M945“JOKER”」とは、口径や使用弾、バレルサイズ等は同様。ここでは、「M945C」大きな違いについて書こうと思います。
※「M945C“JOKER”」と「M945C」と大きく異なるのは、外観にである。(下左右写真)
*全体の感じが、「M945C」はS&Wオートの“レディースミス”に近い形状に対し、「M945“JOKER”」は5inフルサイズを短縮した様な形状をしている。各部毎に見ていくと、
・スライド形状⇒5inフルサイズ同様、軽量化の為
段差加工を両側面に施してい
る。また、フロントにもM945
シリーズの最大の特徴である
スケイルドセレーションを付加
した“ステップドスライド”である。
・フレーム形状⇒ダストカバー部(トリガーガード
前方部分)を「M945C」の“レ
ディースミス”型から水平(フルサ
イズ・タイプ)に近づけたタイプと
なっている。
※この『 S&W M945 COMPACT “JOKER” 』は、先の「M945C」以上にアメリカでは超レアな物で、新品店頭価格が2,000㌦弱。実売1,800~1,900㌦だったのが、中古で3,000㌦以上もの値が付いている。
★トイガン★
※トイガンの方は、KSC製ガス・ブローバック 『 S&W M945 COMPACT “JOKER”』です。
※まず、気になるのは名称の<JOKER>。メーカーの説明によると前作「M945C」と区別の為の名称。更に「M945C」よりも精悍さやスマートさを増幅した“切り札(JOKER)”的存在として名付けたとしている。実際はどうか撃ってその性能を確認しました。
※実射性能の確認と言っても弾速計も無く、集弾性能も東京マルイ製「プロターゲット」で計るのみ。後は感覚的な感想になるかとは思います。
*先に結果から申しますと、距離約10mで数発がターゲットからハズレましたが、その他は枠内におさまりました。ポップ調整無しの箱出し状態ですのでかなり良いと思います。
*そして、本体Mag1+予備Mag3計4Magで、約2時間位で約500発、自宅裏の竹薮に適当に目標を定め、乱射(^_^;)しました。
*マガジンを使い捨てカイロで温めながら、撃ち続けましたが何ら問題ありませんでした。快調!作動でした~(^。^)/
*実射後、メンテナンスしながら気付いたのですが、主要部分に焼結成型金属を多用している事もあって、僅かな傷(擦り傷)は付いてましたが気になるほどでは有りませんでした。スライドは、ABS製の為かなり擦れた後が有りましたが、これも後々気になる様なものではありませんでした。
※最近、KSC製品は品質的に問題が多いと、某大型掲示板で見ます。それは、「H&K33k」に代表される電動ガンであって、ハンドガンに関しては、旧来(MGC下請け時代)からの高品質を維持していると思われます。今後紹介するであろう「HK USPc」や「SIG」等も何ら問題無しに作動してます。ただ大量生産の工業製品ですから多少当たり外れは存在するのは認めざるを得ませんが。
※最後に今回の「M945“JOKER”」は、作動や性能に加え外観も気に入りました。前回の「M945c」同様“殿堂入り”と致します。
☆この『S&W M945 “JOKER”』のシルバー・バージョンが欲しい!(>○<)!
2008年02月09日
S&W.45口径コンシールドキャリーガン(part1)
≪チビッ子拳銃≫ シリーズ “第17弾”
『 SMITH & WESSON M945 COMPACT 』
★実銃★
※1997年 SMITH&WESSON社カスタム部門“パフォーマンスセンター”により製作されたフルサイズ.45オートが、今回紹介するモデルの基銃「S&W M945」。それを、全長で43㎜、全高18㎜も短縮小型化したモデルが『S&W M945 COMPACT 』(以下M945c)である。
※M945cは、フルサイズ・モデルの単純な短縮形ではなく、幾つかの共通部分は有るもののオリジナルな部分も多々あり、別物とまでは行かないまでも、それに近いコンパクトガンである。まず共通部分では、
①スライド側面のスケイルド・セレーション(鱗状滑り止
め溝)
*実銃界でも極めて珍しい仕様で、M945ジリーズ
外観上の最大の特徴となっている。
②リング状のスフェリカル・プッシングを採用。
*スライド先端部でバレルを保持し、ショートリコイル
時には僅かに上下動に併せ傾倒する。この事によ
り高集弾性能維持に貢献している。
次に相違点として、
①スライドとフレームの形状がかなり違う。
*フルサイズM945と言うよりも、従来のS&Wオー
ト・コンパクト・サイズ(「レディースミス」と呼ばれる
物達。)の様なフクヨカなもので、言い換えれば“女
性的”な温かみのある(銃に温かみと言う表現は可
笑しいですが・・・汗)形状になっている。
②パーツ形状の相違。
*セイフティーのスリム化、スモールマガジンキャッチ、F/Rサイト等が異なる。
等々共通・相違点が多々あります。
※「M945c」の諸元は、口径及び使用弾.45口径45ACP。装弾数6+1発。シングル・アクション。
※実銃界での「M945c」の希少価値は、現在ではかなり高いものとなっており、常に護身用に持ち歩くと言うよりも、コレクターズアイテム化して高額で取引されている。
★トイガン★
※KSC社製ガス・ブローバック
『 S&W M945 COMPACT 』です。
その特徴は、
①実銃パーツと同じ素材の焼結成形金属を主要パーツ(トリガー、ハンマー、シアー等)に採用している。
②リアル・ライブ・ショートリコイル。実射時スライド内側上面とバレルの溝が噛み合ってロックすると言う実銃と同じショートリコイルであります。
③パーティング・ラインが消えて、実銃と同じレーザー刻印がなされている。
と言う様なものがあります。KSC社の宣伝文句みたいですね(^_^;)
※外観上、私が気に入っているのは右写真や上写真群にある“レーザー刻印”です。写真は見難いですが、ハッキリクッキリ刻印されています。
※また、実銃の素材ステンレス・スチール材を表現したシルバー・メッキも抜群!パーティング・ラインが消え、フレーム、マガジンのヘアーライン加工と相まって、大変美しい仕上がりとなってます。最高の一品ですね(^_^)V
※次に≪実射≫ですが、試射のみです。「M945c」は私の中では、撃つ銃ではなく鑑賞する銃。と言う位置付けになります。
*作動は、試射程度ですが完璧。ブローバックも小気味良い。
*トリガープルは、非常に軽い。しかし、トリガープルは軽い!と言ってもキレはスパッと切れます。無駄がありません。
*命中精度は、試射程度の実射で精度がどうのこうの言うのは無理があり、今回は割愛します。
※この「M945C」は、数少ない私のコレクションの中でも、フルサイズと共に“殿堂入り”している銃の一つです。
※さて、次回はもう一つの『 S&W M945 コンパクト 』を紹介します。
2008年02月08日
コルト.45口径コンシールドキャリーガン(part 2)
≪チビッ子拳銃≫ シリーズ “第16弾”
『 COLT MkⅣ SERIES’90 DEFENDER 』
★実銃★
※「COLT MkⅣ SERIES’90 DEFENDER 」(以下ディフェンダー)は、前回紹介しました『 COLT MkⅣ SERIES’80 OFFCER’s ACP 』(以下オフィサースACP)を、愛称の通り、コンシールド・キャリー・ガンとして更に特化したモデルである。
※その特徴として、
○銃の材質をスライドにステンレス・スチール材を使用
し、テフロン加工が施されている。フレームにはアル
ミニウム材を使用し軽量化を実現している。
○銃身長をオフィサーズACPより。0.5in短縮し、3inと
している。また、プッシングレス・バレル採用。
○トリガーは、アルミ製スケルトントリガー。ビーバテェイ
ル・グリップ・セイフティ採用。
○サイトは、フロントがホワイト・ドット入りパートリッジ・タイ
プ。リアサイトがホワイト・ドット入りノバック風サイトを採
用。(COLT社は“キャリーサイト”と呼んでいる)
○グリップは、ホーグ社のフィンガーチャネル付ラバーグリ
ップを純正としている。
以上の通りかなり現代風にアレンジされたキャリーガンである。
*個人的には、マニュアルセイフティで、ノーマルのM1911A1と同様の片側のみのスタンダードセイフティ。アンビのワイドセイフティー辺りにすればとも思うが、キャリーガンとして出来るだけ出っ張りの少ない方が良い事からノーマルのセイフティを採用したと思うが、少し残念です。
★トイガン★
※この『 COLT MkⅣ SERIES’90 DEFENDER 』は、ウェスタン・アームズ社製S.C.W Ver.3。
*現在、スプリング・フィールド・アーモリー『 V10 ウルトラ・コンパクト 』のシルバーとブラックが発売され、ハーフトーンバージョンも今月発売されると言う事で、人気を博し、売り切れ続出、WA社としては異例の再生産を行っている。私の場合は、天邪鬼かも知れませんが、「V10」よりはこの「ディフェンダー」の方が魅力を感じるのは、派手なカスタムよりシンプルな方が好きだからか、或いは年を取った性かな?(;へ;)
※取敢えず「V10」の事は置いといて、この「ディフェンダー」ですが、外観的には言う事無し!
唯一気に入らなかったホーグ風の“フィンガーチャネル付ラバー・グリップ”ですが、写真左(他の写真も同様)の様に「オフィサーズACP」に付いていた亜鉛合金製の「木目調メダリオン付グリップ」と交換してます。私的には非常に見栄えが良くなりました(^_^)
※次に実射感ですが、全くと言って良いほど撃ってません。撃ち用には「オフィサーズACP」で済まします。とにかく勿体無い!しみったれですが(^_^;)
※最後になりますが、「ディフェンダー」で最もカッコイイと思われる姿は、次の写真の通りホールド・オープンした姿ではないでしょうか?
*基本的にオートマチック・ガンは、オープン状態が相対的にカッコイイですけどね(^。^)
2008年02月07日
コルト.45口径コンシールドキャリーガン(part 1)
≪チビッ子拳銃≫シリーズ “第15弾”
『 COLT MkⅣ SERIES ’80 Offcer’s ACP.45 』
★実銃★
※「COLT MkⅣ SERIES'80 OFFCER’s ACP」(以後オフィサーズ)は、コルト社の不朽の名作“M1911 GAVEMENT・Model”の派生モデルで、M1911の小型軽量化の流れは1948年に完成した『コルト・M1911A1コンバット・コマンダー 』にさかのぼる。
*「コルト・コンバットコマンダー」は、“M1911A1”の銃身を4.75inに切詰め、アルミ材をフレームに使用し、軽量化を図ったモデルである。更に時代は流れ庶民の生活水準が上がるにつれ、貧富の格差が生じ、犯罪が多発する様になり、セルフディフェンス用の需要が高まってきた。
その様状況の中で、アメリカでは根強い人気のある45ACP弾を使用し、一日中身に付けても疲れないサイズの銃が求められる様になった。その需要に逸早く応えたのが『デトニクス.45 コンバットマスター』である。
*この「デトニクス」の成功(?)を見て、本家コルト社としても対抗機種を開発・販売を企図し、完成したのが『 COLT MkⅣ SERIES’80 OFFCER’s ACP 』である。
*「オフィサーズACP」は、「コンバット・コマンダー」の短縮版。サイトやハンマー等は一緒。ただサイトにはフロント、リアサイト共にホワイト・ドットが入れられている。
その諸元は、
・銃身長:3.5in(「コマンダーより1in強短縮」)
・仕様弾及び装弾数:.45ACP 7+1発
・材質:フレームをアルミ材とスライドをスチール材。
★トイガン★
※トイガンでは、ウェスタン・アームズ社製“マグナテック・カスタムライン”シリーズ として、シブヤ・カスタム・ワークス(SCW)製品より多少安く、既存マグナテック・シリーズよりは少し高価。と言う価格帯で中途半端な感じがします。しかし、製品は良いです。ある一部を除けば・・・。そうです≪貫通スライド・ノッチ≫です(;_;)僅かな事ですし、気にしなければ良いのですが、一度気付いてしまったら、ズーっと気になり通りしてます。でも、最近のWA製品では、≪貫通スライドノッチ≫は姿を消しましたね(^_^)マグナテック及びマグナテックカスタムライン シリーズと共に・・・(;へ;)
※欠点をいきなり取上げましたが、実射感は流石のマグナ・ブローバックです!今の寒い季節でも少しマガジンを暖めてあげると、ガン!ガン!ガシ!ガシ!動きます。
※リコイルは、フルサイズのM1911には敵いませんが、ブローバックスピードは目を見張るものがあります(^_^)
※そして、写真の通りグリップを換装しております。フィンガーチャネル付きラバーグリップ。このグリップは、次回紹介しようと思っている銃と交換しています。ガンガン撃つならノーマルグリップより良いですよ\(^。^)/
2008年02月06日
小さな高級Gun
≪チビッ子拳銃≫ シリーズ “第14弾”
『 COLT COMBAT PYTHON 』
★実銃★
※1956年コルト社が開発した.357MAGNU
M使用の大型リボルバー。
【リボルバーのロールスロイス】と呼ばれる
ほどの仕上げの良さがある。
*通常「COLT PYTHON 」は、2.5in・4in・
6inが標準。しかし、今回のパイソンは3イ
ンチモデル。通称【コンバット・パイソン】。
*1980年代後半にSMITH&WESSON
やスタームルガー等のライバル会社の3in
リボルバーに対抗する為に開発・生産した
ものである。
また、C.H.P(カリフォルニア・ハイウェイ・
パトロール)が注文し、極少数生産された
「パイソン・カリフォルニア・コンバット」モデ
ルも存在する。
※仕様諸元は、銃身以外はコルト・パイソン全
て共通ですが、
*口径:.357口径(約9㎜)
*使用弾薬:.357MAGNUM、38SPL及
38spl+P。ただし、シリンダー長の関係で
ブレットの種類により使えない物がある。
★トイガン★
※今回のモデルは、 タナカ・ワークス社製“ペ
ガサス”リボルバー
『COLT COMBAT PYTHON』。
*これは、1年ほど前大阪ミナミのGunsho
pに立寄った際に見つけて、衝動買いした
物です。
現在は「ジャンク」に近い状況で、シング
ル・アクションでは発射可能ですが、ダブル
アクションでは全く撃つ事ができません。ど
こが悪いんだか?解りません(><;)
しかし、さすがにタナカ・ワークス社製!モ
デルガンに負けない位の造りですから、今
はモデルガン換りに飾って時々遊んでます
(^_^)
※右写真は、3in銃身ですが、丁度ベンチレーテッドリブ一つ分がキッチリ取れてます。2.5inの場合少しその冷却穴(?)が小さい様な気がします(SHOPで東京マルイ社製の物を見ただけの記憶との比較ですが・・・)。
また、「COMBAT MAGNUM」の刻印も渋いですね(^_^)
※実射感ですが、上述の通り、今はシングル・アクション仕様に なってますが、最初の頃はダブル・アクションでの射撃もOK でした。弾道は先のM13やM19、M66等と同様で部屋撃ちで は、少し危険(^_^;)でも楽しいですよ!
※最後に、私はこのCOLT PYTHON自体あまり好きじゃなかっ たのですが、3in、4inは良いですね。6inは少し・・・です
(^_^;)
あ!この3inの“ミッドナイト・ブルー”今某オークションで探して ます。時々有るのですが高価で手が出ません・・・日が経つ ほど高価になるのでしょうけど(;へ;)
2008年02月03日
名高いCOMBAT MAGNUM!?
≪チビッ子拳銃≫ シリーズ “第13弾”
『 SMITH & WESSON Model 586 DISTINGUISHED COMBAT MAGNUM 2.5in 』
★実銃の話★
※1980年にSMITH&WESSON社により開発販売されたリボルバー。スチールモデルを“M586”、ステンレス・スチール・モデルを“M686”と言う。
※愛称は、『DISTINGISHED COMBAT MAGNUM』(ディスティングイッシュド・コンバット・マグナム)とえらく長く、意味は、「有名な戦うマグナム」又は「名高い戦うマグナム」とでも訳すのでしょうか?合ってるかどうか自信が全然有りません。解る方コメンと下さい(;へ;)
※このM586&M686は、S&W社が新規に357MAGNUM対応に新規フレーム(Lフレーム)を開発し、完成したモデルである。
更には、強化ステンレス製シリンダーを採用したM686で装弾数7発と言う≪M686Plus≫《マグナム・プラス》と言うモデルも存在する。【Gun誌3月号にM686マウンテェンリボルバーもそのバリエーションの一つ】
※M856&686は、M19&66 COMBAT MAGNUM の弱点である耐久性を向上させ、M27やM28のNフレームに比べ小型軽量と言う、現代リボルバーでは最高のモデルである。
★トイガンの話★
※今回のは、MGC社ヘビーウェイト製モデルガン 『SMITH&WESSON M586 2.5in』。某オークションで中古で落札しました。大阪の行付けのSHOPが出品していた物を落札したので、前回のM64の様な悲しい結果はありませんでした。
※状態も良く、ほぼ新品(?)。但し写真の通り、グリップをHWS製M15コンバットマスターピースの木製グリップと交換し、タナカ製M19 2.5inのグリップアダプターを少し加工して装着しています。
※雰囲気は最高!一人部屋で装弾・空撃ち・排莢と撃合いをイメージしてストレス解消しています。家族が見たら狂ったかと思われそうですね(^_^;)
2008年02月02日
プロが選んだリボルバー
≪チビッ子拳銃≫シリーズ “第12弾”
『 SMITH&WESSON M13 F.B.I スペシャル 』
★実銃の話★
※『S&W M13 FBIスペシャル』は、“現代リボルバーの原点”と言われる「S&W M10 ミリタリー&ポリス」をベースに、フレームを強化し、シリンダーを延長し、357MAGNUM弾を撃てる様に製作したリボルバーである。
※愛称の“FBI スペシャル”の由来は、FBIの制式拳銃として採用されて居た事から付いたもの。採用されていた・・・と過去形なのは1990年代まで制式であり、その後.45AUTOの「スプリングフィールド社製ビューローモデル」に取って代った。最近では40口径(40S&W)を使用するS&Wオートやグロック等が制式拳銃となっており、「ビューロー・モデル」はF.B.I.SWATチームが使用している。
ただ、未だに私がわからないのは、.45AUTOに換えた経緯がフロリダ州で発生した銃の乱射事件で、当時のFBIが採用していた銃では威力不足で制式銃の見直しされる切っ掛けとなったと言われるが、357MAGNUMは.45AUTOと同様かそれ以上の威力が有るのに制式銃見直しされる結果になったのかである。
事件に対応した職員が偶々9㎜パラベラムや.38spl弾使用の銃を使ったのなら、制式銃の使用を徹底すれば済む事であると思われるのだが・・・不可解であります。しかし、この「M13」はKフレーム。「M19COMBAT MAGNUM」同様マグナム弾を多用すると破損の
恐れがある事を述べたが、この「M13」も同様で有ろうが、その事だけでは制式銃交代の大きな要因には成り難いと思うのです。装弾数の問題?これも有りますね。まぁ様々な事柄が絡んで交代となったのでしょうが勿体無い気がします。
この辺りの経緯経過は少し面白そうなので、インターネットや古いGun誌を見て調べてみようと思います。
※この「M13」の3インチモデルは、民需用には販売されず、FBI向のみ。この事から“FBIスペシャル”の愛称が付いたと言う方が正しいですね(^_^;)
そして民需用には、この4インチモデルが販売され、「M13」のステンレス・スチール製は「M65」で、このモデルも3インチはFBI、4インチが民需用である。
左写真は、その「M65」であります。
続きまして、★トイガンの話★です。
※『 SMITH&WESSON M13 F.B.Iスペシャル 』は、タナカ・ワークス社製“ペガサス”ガス・リボルバー。
※この『S&W M13 F.B.Iスペシャル』には、各種表面・材質仕様の違いによるバリエーションがあり、ミッドナイト・ブルー、ミッドナイト・ゴールド、ステンレススチール仕様「M65」。それにヘビーウェイト仕様の4種類があり、更にはグリップを木製ファイティング・グリップを装着したデラックスモデルと多様な展開をしている。今回の物は、最初期に発売されたABS製モデルであります。
※私の場合、このモデルについては、雰囲気を楽しみながら、ガンガン撃って楽しむ為に購入しました。よってメッキを施したものは勿体無くて、購入を控えました。今にして思えば、木製ファイティンググリップ付『M65』は抑えておくべきだったと後悔しています(;へ;)
※上写真の4インチモデルは、旧・国際産業製モデルガン『Model 65』。木製サービスサイズグリップ付です。
※さて、今回の『M13』は右写真の通り、グリップをフィンガー・チャネル付ラバー・グリップに換装してます。このラバーグリップは、『M66 2.5in』購入時に付いて来たグリップで、私の手にピッタリフィットします。
※実射感ですが、先に述べた様にこの銃はガンガン撃ち様に購入したものなので、かなりの数を撃っています。命中精度的にはM66 2.5inと大差は無いでしょうが、部屋撃ちより庭や畑での実射が多いですね。
※最後に下写真は、そのグリップした時の手の状態です。正にピッタリフィット!このグリップ感は、すばらしい!です。
2008年02月01日
シンプル イズ ベスト!
≪チビッ子拳銃≫ シリーズ “第11弾”
『 SMITH & WESSON M64 2in < ミリタリー & ポリス > 』
★“実銃”の話★
※開発経緯や経過、来歴等は今後紹介するModel10に譲りまして、このM64 2インチについて思い出話をしたいと思います。ただ、今私が覚えている事で、年号等曖昧ですが、「それは違う!間違いだ!」とは突っ込まないで下さい(^_^;)
*とは言うものの少しだけ実銃の話で、『M64』は「現代リボルバーの原点」とまで言われる“S&W M10 ミリタリー&ポリス”の≪ステンレス材≫仕様バージョン。
仕様諸元は、口径.38(約9㎜)、使用弾38スペシャル(プラスパワー弾使用可能)。バリエーションには4インチがある。
*それで、この銃にまつわる思い出は、私が中学から高校にかけてGunファンになった最初期の1970年代後半から1980年代初頭のGun誌で、現在Gunフォトグラファーとして全米で著名となっているイチロー・ナガタ氏(今はフォログラファーのみならず様々なタクティカル分野で活躍していますが)の記事が今でも強く印象に残っています。
当時のイチロー・ナガタ氏は、PPCマッチを精力的に参加されていたが、それに止まらずCHPやLAPD、S&Wアカデミー、引いては、FBIインストラクターズコース等へ果敢に挑戦し、自己のシューティング能力の向上に努めていた。その時の相棒は『S&W M66 4in』続いて同銃2.5inを引提げ努力されておりました。(多感な時期の私は、これらの記事から今でもM66が最も好きなハンドガンになっているんですね)そして、ホームディフェンス用に≪M64 2in≫。普通に考えれば≪M66 2.5in≫と思うのですが、コンシールド性とパワーから当時のイチロー氏は≪M64≫を選んだのでしょう。記事中にもそれらしい事を書いていたと思います。
その後、1978~9年頃のGun誌でイチロー氏の他ジャック・タクボ氏(現J-amory代表)、ケン・野沢氏(現COMBAT誌ライター)他3名(内1名は女性)計6名でシューティングマッチ(?)、トレーニング(?)の特集があり、様々なシュチュエーションでタイムトライアルしていました。この中で、やはりイチロー氏がこのM64で素晴らしいシューティングを見せていたのが、私のM64に対する一番強い良い印象で残っています。
更に、この特集の前後で“スナッピー”Gunの特集があり、イチロー氏は、M66・64・COLTディティク(最終型)・COMBAT PYSON等出てましたが、“スナッピー”Gunとして、耐久性やパワー、バランス等を考慮し、実用面ではM64が一番と評価されていました。
★トイガンの話★
※今回の『SMITH&WESSON M64 2in』は、国際産業製モデルガン(現行のコクサイ製M64とは違います)です。一昨日某オークションで落札し、届いた物。状態は非常に良く、新古品状態。しかし、残念な事にカートリッジが付いてませんでした・・・商品の説明にもカートリッジの有無は書いてなかった。安くなかったのに・・・。(;へ;)
でも、永年欲しかったModelですので、我慢します。その代りグリップがパックマイヤー製ラバーグリップが付いて来たから良しとします。
*右の写真の通り、グリップ感は抜群!以前紹介したM19 2.5in にもパックマイヤー製ラバーグリップを付けていましたが、私の手には、≪Kフレームラウンドグリップ+パックマイヤー・ラバーグリップ≫の組合せがベストマッチですね。後は、このM64のペガサス・ガス・リボルバー仕様が出るのを待つだけ~。無理とは思いますが・・・(><;)